事業実績|共創による価値創出の軌跡
Track Record
多様な事業領域での実行と成果
事業投資・事業開発・ファイナンス・ハンズオンまで、
領域を横断した実務経験をもつ多様なメンバーが連携し、成長を伴走しています。
独自性と拡張性で挑む
地域発ソウルフード CASE 02
地方ブランドの再定義と
多店舗展開戦略 CASE 03
鮮魚加工の高付加価値化と
グループシナジー創出 CASE 04
職人技を現代に届ける
ブランド&SCM支援 CASE 05
M&A後の統合・
再成長モデルの体現 CASE 06
外資高級ブランドの国内展開と
事業推進 CASE 07
サステナビリティ起点の
事業開発と官民共創 CASE 08
「食×空間」の可能性を広げる、
ケータリング事業の成長支援
CASE
01独自性と拡張性で挑む地域発ソウルフード
● 福岡発・東京・全国展開
● 投資 × ブランド事業化 ×
共同経営によるスケール支援
ハンズオン・直営投資
コンサルティング

飲食|焼きとり業態
かわ屋インターナショナル
プロジェクト概要福岡のソウルフードとして長年愛されてきた「かわ串」。
その原点とも言える名店「かわ屋」は、予約困難な人気店として地元で熱狂的な支持を集め続けてきました。創業者である京谷満幸氏が掲げていた、「かわを明太子のように世界に知らしめたい」という構想を受け継ぐ形で、オクトフォースグループは事業化・ブランド展開を支援しています。
2017年11月、オクトフォースグループは「かわ屋東京」を展開する株式会社かわ屋インターナショナルの株式50%を株式会社ジェイグループホールディングス(東証グロース上場)へ売却。これにより、共同経営体制のもとでの成長加速フェーズへと移行しました。
ジェイグループは、旗艦ブランド「芋蔵」などを含む全国150店舗以上の飲食展開実績を持つ外食チェーンであり、同社の店舗運営力と、オクトフォースグループの持つ金融・事業構築ノウハウが補完的であると判断し、戦略的資本提携に至りました。


オクトフォースグループは、マスターフランチャイジーとして東京および全国での展開を推進。かわ屋インターナショナルは、「商店」から「事業」へ、さらに将来的な上場を視野に入れた成長段階へと移行しています。
ブランド展開においては、かわ屋の持つ唯一無二の調理工程(“皮を巻く・焼く・寝かせる”)と高い再現性を活かし、職人技のスケーラビリティを実現。首都圏・海外での店舗展開と同時に、ブランド価値の全国化に挑戦しています。
かわ屋創業者・京谷満幸氏が遺した志を事業として具現化する本プロジェクトは、単なる投資ではなく、ブランディング・オペレーション設計・資本政策を一体化した共創モデルです。地域の名店を、時代に耐える事業へと昇華させる取り組みとして、オクトフォースグループの投資哲学を体現する代表的事例のひとつとなっています。


CASE
02地方ブランドの再定義と多店舗展開戦略
● 下関発 中国地方で多店舗展開
● 地域密着型経営
ハンズオン・直営投資
コンサルティング

飲食|お好み焼き・鉄板焼専門店
お好み焼き鉄板焼き かわ本
プロジェクト概要山口県下関市発祥、1998年創業の老舗お好み焼きブランド。
地元住民に長年愛されてきた「かわ本」は、独自配合の粉・出汁と熟練の鉄板技術を武器に、山口市・宇部市など県内で店舗を展開しています。現在は、地域密着型の味と運営スタイルをそのままに、次なる成長モデルの構築に取り組んでいます。
かわ本は、創業25年を超える中で、一定のブランド力とローカル支持を獲得。これをベースに、商品標準化・運営スキームの整備を進めながら、フランチャイズ展開や事業承継といった次フェーズへの移行準備を開始しています。
また2023年には、新たに焼肉業態の出店にも挑戦。鉄板系ジャンルにおける事業展開力と、多店舗運営への意欲を明確に示しています。
本プロジェクトでは、かわ本の強みである「鉄板の技術」と「地元に根ざした親しみやすさ」を軸に、将来的な多店舗化を見据えたオペレーション改革とブランド設計を支援。商品構成の洗練、原価と収益性のバランス設計、継続可能な人材育成スキームなど、飲食事業としての持続性とスケーラビリティを高める取り組みを推進しています。
地元発の名店を、時代に耐えうる事業モデルへと昇華させるこのプロジェクトは、当グループのハンズオン支援の象徴的ケースのひとつです。


CASE
03鮮魚加工の高付加価値化とグループシナジー創出
● 福岡県
● 川上から川下までの価値創出
ハンズオン・直営投資
コンサルティング
水産加工業
株式会社玄天
プロジェクト概要オクトフォースグループは、2019年8月、福岡県福岡市に本社を構える水産加工会社「株式会社玄天」に資本参加しました。
玄界灘、日本海、東シナ海など、豊かな漁場で獲れた新鮮な魚介類を原料とし、国際基準に基づく衛生管理体制と高度な加工技術を武器に、全国の大手回転寿司チェーンや量販店へ高品質な鮮魚加工品を提供する企業です。
玄天は、水産加工技術の高さと現場主義のオペレーション力に加え、独自の冷凍技術(3Dフリーザー)を活用した鮮度維持のノウハウを有しており、オクトフォースグループの食品関連事業と親和性が高いことから、戦略的資本参加を行いました。
出資後は、同社創業家のリーダーシップとともに、グループ全体における水産流通の中核的ポジションを担う企業として成長支援を実施しています。
出資後は、既存の加工販売事業に加え、国内流通網の強化を図っています。
さらに、かっぱ寿司(カッパ・クリエイト株式会社)とのコラボフェアにおいては、従来の「魚種・産地」ではなく加工会社“玄天” の名を前面に出したブランディングで業界内の注目を集めました。同フェアでは、玄天が誇る「プロフェッショナルによる手作業加工」と「3Dフリーザーによる高鮮度技術」が高く評価され、国内トップクラスの品質を担保するプレミアム加工会社として、回転寿司マーケットに新たな価値を提供しています。


CASE
04職人技を現代に届けるブランド&SCM支援
● 東京・銀座
● コンサルティング × サプライチェーン × 顧客体験
ハンズオン・直営投資
コンサルティング
飲食|高級江戸前鮨
鮨「門わき」
プロジェクト概要銀座七丁目に店を構える鮨「門わき」は、全ての工程をお客様の目の前でお見せし、「最高の鮨を五感で愉しむ至福の時間を提供する」というコンセプトのもと、大将・門脇氏を中心に少数精鋭で運営しています。食材は豊洲市場だけでなく、独自の流通から厳選し、江戸前の“寝かせ” 技法を施すことで、究極の鮮度と旨味を両立させています。
オクトフォースグループの直営事業として、「鮨 門わき」を単なる店舗運営の枠を超えた「体験型ブランド」として確立することを目指しました。
グループ傘下の水産加工会社・玄天が培ってきた加工技術と物流ネットワークを活用し、生産者と直接連携するサプライチェーンを構築。これにより、一般的な銀座の鮨店では難しい産地直送かつ品質保証の仕組みを実現し、お客様に一貫した高品質体験を提供できる基盤を整備しました。
2024年および2025年には「東京最高のレストラン」ガイドに二年連続で掲載され、国内外のVIPからも高い評価を獲得。
予約が取りにくい人気店としてブランドを確立しています。さらに、玄天との協働によって生産管理や環境配慮、商品開発の面でも定評を得ており、安定的に最高レベルの食材を供給し続ける体制が完成しました。こうした取り組みを通じて、江戸前技法のノウハウを標準化しながらも、スケーラブルな高級鮨体験を提供できるモデルケースを創出できたことは、オペレーション事業としての大きな成功と言えます。


CASE
05M&A後の統合・再成長モデルの体現
● 水産業 × 居酒屋の垂直統合モデル
● M&A起点の本部再構築 × 加盟開発 ×
加工連携による事業強化
ハンズオン・直営投資
コンサルティング

飲食|海鮮居酒屋
海鮮居酒家 浜焼太郎
プロジェクト概要全国に約30店舗を展開する海鮮系居酒屋ブランド「浜焼太郎」は、M&Aを契機にフランチャイズ本部機能の再構築を進行中。
地域特性に応じたブランド開発を行いながら、店舗開発・オペレーション改善・人材育成を一体とした支援体制を整備し、フランチャイズ全体の質的向上を図っています。
水産加工会社「玄天」との連携により、産地直送・高鮮度の商品調達も強化。川上から川下までを接続するサプライチェーン構築を通じて、飲食業としての安定性と収益性の両立を目指しています。
オクトフォースグループは、浜焼太郎のM&Aを起点に本部運営体制の立て直しと、成長戦略の再設計を支援中です。
「玄天」による高鮮度・高品質な水産加工品の供給体制を活かし、単なるフランチャイズ支援にとどまらない業態の本質的な強化に取り組んでいます。
また、「玄天×浜焼太郎」の連携によって、海鮮系業態における垂直統合モデルを構築。飲食・加工・流通が一体化することで、コスト構造の見直しや商品力の差別化を可能にし、再生型FCモデルのアップグレードを実現しています。


CASE
06外資高級ブランドの国内展開と事業推進
● 東京・渋谷
● コンサルティング × 資金戦略支援
× 国際連携
戦略投資
コンサルティング
エンターテインメント
CÉ L A VI Tokyo
プロジェクト概要2019年12月5日、渋谷再開発の象徴となる東急プラザ渋谷17~18階に、日本初上陸の「CÉ L A VI Tokyo」がオープンしました。
CÉ L A V Iはシンガポール・マリーナベイサンズ最上階をはじめ、ドバイ、台北、上海などで高い評価を得ているインターナショナルブランドであり、その都市型ラグジュアリー体験を日本市場に導入したものです。
オクトフォースグループは本プロジェクトにおいて、ファイナンシャルアドバイザーとして主要調整役を担いました。
開業直後にはコロナ禍に見舞われましたが、「密を避ける環境設計」を徹底。結果として、当初計画を上回る集客・売上実績を達成し、渋谷の新たなランドマークとしての地位を確立しました。
竣工後も、当社はシンガポール本国の事業主体および同グループ各社等と現場オペレーションとブランドポリシーが常に一致するよう緊密に協働しています。


CASE
07サステナビリティ起点の事業開発と官民共創
● コンサルティング × 政策評価 ×
カーボンニュートラル
コンサルティング
政策評価・エネルギー転換・事業開発
政府・大手企業向けサステナビリティ支援
プロジェクト概要2020年、当社は中央省庁からの依頼を受け、公的機関主導による高機能換気設備導入支援事業に参画しました。
飲食店を中心に換気性能データを収集し、効果を分析したうえで政策評価レポートを作成する業務を担当し、感染症対策と店舗運営の両立に資する知見を提供しています。
同時期には、消費形態の変革を通じてエネルギー需要の構造転換を図り、生活全般のカーボンニュートラルを目指すプロジェクトを、提携先の株式会社電力シェアリングと共同で推進しました。
新型コロナウイルスの影響を受けた飲食業界では、安全性と経済性を両立する具体策が求められていました。当社は、飲食オペレーションの知見とデータ収集・分析の実務能力を組み合わせることで、政策効果を客観的に検証し、中央省庁が策定する指針の実効性向上を支援しました。
また、エネルギー分野では、電力シェアリング社と連携し、省エネ野菜のPtoP取引や環境感度の高い消費者向け水産食材流通プラットフォームの設計、食材ロスを最小化するサプライチェーン構築など、11項目にわたる施策の具体化に取り組んでいます。
近時は、大手デベロッパーが手掛ける都内大型複合コンプレックスへのエンターテインメント施設誘致に関する提携アドバイスや、大手飲食企業のフランチャイズ開発支援など、当社の強みである「食・エンターテインメント領域」におけるコンサルティング案件を拡大しています。


CASE
08「食×空間」の可能性を広げる、
建設現場・寮向けケータリング事業の成長支援
● 食 × 環境共創
ハンズオン・直営投資
コンサルティング
リフレッシュ空間創造企業
株式会社フィールドサービス
プロジェクト概要東京都品川区に本拠を置く同社は、建設現場や社員寮向けに弁当販売・社食運営を行うケータリング企業です。ゼネコンや不動産デベロッパーとの取引を軸に、現場における“リフレッシュ空間”の創出を事業コンセプトとしています。
当社は、事業の競争力を高めるため、弁当提供の一部内製化支援や多様なメニュー開発をサポート。さらに、環境分野との連携を通じて、省エネ野菜のPtoP取引や食材ロス削減プロジェクトの推進など、持続可能なケータリング事業への進化に寄与しています。
共創パートナー募集
事業の成長を、共に設計し、共に動かす
オクトフォースグループでは、投資・オペレーション・コンサルティングの知見を活かし、
資本提携・事業譲渡・経営支援・新たな市場展開に向けたご相談を受け付けています。

事業承継・M&A・経営再構築・
新規事業開発に取り組む
企業経営者・事業オーナー・事業会社の皆様、
お気軽にお問い合わせください。